噛みグセが治らない




ジャンガリアンハムスターやキャンベルハムスターを飼ってらっしゃる飼い主さんに多い悩みかと思います。
ジャンガリアンやキャンベルは『不快』なことへの感情表現がストレートなので、ほかの種のハムスターに比べて噛む回数も多く
治すのに時間がかかったりします。
気性の問題もあるので、単に『不快』なことを取り除けば治るというわけでもなさそうです。
とりあえず見るもの全てまず噛んで確かめる、という行動を取る子が我が家にも居ました。
飼い主の手を見るだけで飛び掛って噛むという子も居ます。(とても臆病なドワーフハムスターに見られます)

噛み癖を治すために大切なのは、飼い主の根気と忍耐力、そして焦らないこと
ハムちゃん自身に『自分を囲んでるものは全て安全。みんな自分の味方。』という安心感を持ってもらえれば治ってきます。
あまりやっきになって治そうとするとかえって居心地を悪くして悪化させてしまう恐れがあるので、噛み癖はこの子の個性だと
気楽に構えるくらいで良いと思います。
中には年齢とともに落ち着いて自然に治る子も居ます。

根気よく接している間にも噛まれることがあるかと思いますが、決して体罰は与えないでください
ハムスターにとって体罰は、虐待でしかありません。体罰から学べるものは何も無いのです。

また、不快感からくる噛むという行動とは違う甘噛みというのがあります。
これはワンちゃんのじゃれる行動に似たもので、本気で噛んでるわけではないので心配はいりません。
甘噛みしてるうちにだんだん噛む力が強くなって・・ということもありますが、これも甘えの一環だと思ってください。
とはいえ噛まれるのは痛いので、そうならないうちに、そっと手を引くタイミングを計りましょう。
甘噛みは噛み癖とは違うものと思って良いと思います。

噛み癖のある子の多くは神経質だったり臆病だったりするので、まずはその子が落ち着いて過ごせる環境であるか
一度見直してみてください。
落ち着ける環境に整えたら、次はその子のペースで接してあげることを心がけてください。
『嫌!』『怖い!』という不快感が原因であることがほとんどなので、ペースを乱さず嫌がることをしないことが重要になります。
もし噛まれた時は、くれぐれも手を振りほどかないようにしてくださいね。
反動で飛ばされたハムちゃんは骨折や怪我をしてしまいますし、飼い主のその行動に不信感を持ってしまいます。
我慢するのは痛いですが・・・>< 必ず治ると信じて頑張ってくださいね! 






※他の章にも飼育に関することが掲載してありますので併せてご覧ください。


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