ハムスターも冬眠するってホント?




本当です。
野生の頃は、厳しい冬を生きのびるために必要な冬眠でした。
ですがペットとなったハムスターにとっての冬眠は死を意味します。

昨日まで元気だったのにぐったりしている。呼吸はしてるが身体が冷たくなっていて目も覚まさない
というような状態の時は、『冬眠』または『体調不良からくる低体温・低血糖』に陥っています。
冬眠というだけに冬場限定かと思われがちですが、高齢や闘病で弱っているハムスターの場合は冬場以外でも起きます。
一般的には室温が10℃以下になると冬眠するといわれていますが、個体によっては15℃でも20℃でも起こり得ることです。
なので、寒い日はもちろん、安全域の室温であっても、十分に気をつけて保温してあげてくださいね。

冬眠しないよう配慮に努めていても、万が一陥ってしまった場合は
@ハムスターを抱っこし、自分の体温で直接温めてください。カイロなどで手を温めるとさらに良いです。
(急激に高温状態にしたり、ドライヤーの風を直接当てるなどはしないでくださいね)

Aハムスターを温めながら水分を与えます。
薄めたポカリスウェット、またはブドウ糖やハチミツをぬるま湯で溶いたシロップ(濃度40〜50%)を少しずつ与えましょう。
冷たい水を与えるのは避けてください。

当然ですが、発見が早いほど助かる確率もあがります。
昏睡してる原因が冬眠のみである場合は、@Aを施してしばらくすると目を覚まします。
Aで水分を嚥下できない場合はかなり弱っています。

他の病気が絡んで冬眠や低体温に陥り、苦しそうに呼吸をしてる場合は、@A以外に呼吸の補助も行います。(携帯酸素使用)

※一刻を争う緊急なのでひとりで処置してる場合は厳しいですが、これらのことはできるだけ獣医師の指示を仰ぎながら行った方が良いです。






※他の章にも飼育に関することが掲載してありますので併せてご覧ください。


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