どんなうんちが元気なの?




黒に近いこげ茶色で細めの楕円形。形も揃っていて硬い。
というのが健康な便の基本です。
個体差で大きさに若干の違いはありますが、どのハムスターにも当てはまります。

絵で表すとこんな感じです。

健康なうんちのイラスト
左側がゴールデンハムスターの便、右側がドワーフハムスターの便の健康な状態で、実際はもう少し小さく、色も茶色味があります。
写真に撮らなきゃ!っていつも思うのですが、つい愛ハムの姿ばかりを追いかけて忘れてしまって・・
面目ないです^^;


健康な便かどうか判断するには、色や形、大きさのほかにもうひとつ大切なことがあります。
においです。
健康なハムスターの便はほとんど臭いません。無臭と言っても良いくらいです。
色、形、大きさ、におい、この4つ全てがクリアできていれば健康な便とみて大丈夫です。

人間と同じくハムスターも、身体の状態が便に表れます。
便が柔らかかったり下痢の時はもちろん、硬さがあっても色がおかしい、便臭がきついなどの症状がある場合は
できるだけ早めに動物病院を受診してください。
軟便や下痢の場合は様子見をせず、至急連れて行ってください。
ハムスターにとって下痢は命取りになります。軟便から下痢への進行も驚くほど早いです。
素人判断での応急処置は状態を悪化させる恐れがあるので、必ず獣医師の指示を仰いでください。
『元気そうだからまだいいや』は大間違いです。『体力のあるうちに治療』してください。
体力がある分回復が早く、治癒できる可能性も高いのです。
Hamster's Sicknessより 病院へ行く前に
Hamster's Sicknessより 納得のいく治療を


また、便の中に毛が混じっていたり、便同士が繋がっている場合は、毛繕いの際に毛を飲み込んでしまっていることがわかります。
(綿やタオル地などの素材を布団として使用してる場合にも見られます)
毛や綿が腸に溜まると重篤な病気を引き起こすので、まめにブラッシングをしたり布団素材を変えるなどの対処をしてください。
対処法のひとつに、毛玉を溶かすといわれるパパイヤなどのフルーツを与える方法もありますが、実は滑りやすくしてくれるだけで
毛そのものを溶かしてくれるわけではないようです。また、与えすぎると下痢を起こすこともあるので注意してください。





※他の章にも飼育に関することが掲載してありますので併せてご覧ください。


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