お水を飲んでくれない
環境が変わった戸惑いから飲まなくなっている場合は、気持ちが落ち着き次第飲んでくれるようになりますが
飲まない日が続くようだと危険なので、下記の方法を試してみてください。
◆給水器が詰まってないか
水が出過ぎるのを防ぐため、給水器の口には小さなボールが入っています。
このボールが詰まって水が出なくなることがあるので確認してみてください。
飲まないのではなく飲めないのかもしれません。
◆給水器を変える
ペットショップ（または元親様）に居る時は飲めてたのに飲まなくなった場合は、給水器を同じものに変えてみてください。
元々から飲めてなさそうな場合は一般的な給水ボトルが上手に使えてない可能性があるので、給水ボトルではなく
床に置くタイプの陶器製の給水器（一例 → タンク一合 など）にして飲みやすくしてあげてください。
※注 : この一例ように陶器製でどっしりしたタイプでないと、ハムちゃんが倒して水浸しになってしまいます。
◆水分多めのご飯にする
条件付きです。上記２つの方法で解決しない場合に試してみてください。
※条件
・お腹の丈夫な個体であること
・水分の多い食べ物を入れっぱなしにしないこと（日に数回取り替える）
・水分だらけにしないこと。必ずペレットも含める
夏場（傷みやすい）や冬場（身体を冷やす）は特に気をつけてください。
水分を摂取しやすく栄養もあり、ハムスターも好んで食べるおすすめの食材は
・スイカ
・豆腐
・リンゴ
・イチゴ
・キウイ
・茹でた人参、コーンなど
・キャベツ
キュウリやレタスもごく少量なら良いですが、下痢や摂取障害を起こす恐れがあるため与えすぎは注意です。
◆定期的に給水させる
人為的に給水させる方法なので、必ず誰かが在宅してるご家庭限定になります。
ハムスターは寝てる時でも水を飲みに起きてきますが、人為的に給水させる場合はハムスターが起きてる時に行います。
２〜３時間おきくらいにシリンジやスポイド、スプーンなどで水を与えてあげてください。
ハムスターが欲しがるたけ飲ませてOKです。（明らかに飲みすぎな場合は病気を疑ってください）
起きてる時になかなかタイミングが合わないなどで思うように与えられなかった場合は、寝てる時もそっと口元に水を運び
飲ませてあげてください。
寝てる時でも目を閉じたまま器用に飲みますが、寝てる時の回数を増やすとストレスになるので、極力起きてる時に実行
できるよう努めましょう。
◆少量の水分で足りている
何かしらの原因で水を飲まなくなってるのとは違い、あまり水分を必要としない個体も居ます。
ハムスターの身体は元々少量の水分で補える仕組みになっているので、決して珍しいことではありません。
こういった個体は、普段の食事の中にある水分で足りているため飲まないだけなので、心配しなくて大丈夫です。
水分を含む食事を与えてないのに飲まない、といった場合は上記いずれかの方法を試してみてください。
またいくら少量で足りているようでも、水分摂取が少ないと泌尿器系の病気になりやすいため、水分を含んだ食材を少し
増やしてあげると良いでしょう。
※他の章にも飼育に関することが掲載してありますので併せてご覧ください。