脱走していなくなっちゃった・・




間違ってハムちゃんを挟んだり踏んだりしないよう気をつけながら、急いで部屋中のドアや窓を閉めてください。
家の中にさえ居てくれれば、ほとんどの場合保護できます。
次に、電気コードなどの危険なものをできるだけよける、あるいはカバーを付けるなどしてください。
家中の部屋を密室にし危険物をよけたら、下記の手順を参考にしてみてください。


@台所やお風呂場、トイレなどの危険な場所に居ないか確認し、ハムちゃんが行きそうな場所で静かに耳を澄ましてみる
 
A@でカサカサと動く音が聞こえなかった場合は、寝ている若しくは違う場所に居る可能性が高いので
 長期戦になることを考慮した準備をします。 

◆時間が経っても傷まないご飯やおやつを用意し、隠れてそうな数箇所に置いておく
 (お腹が空いたら必ずご飯を探しに出てくるので、しばらくしてご飯が減っていればそこに居ることがわかります。
  ご飯を取りに出てきたタイミングで保護できるのが1番良いのですが、ご飯だけが無くなって姿が見えないこともあります。
  そのような場合は、自作で仕掛けを作ってみましょう。)

◎自作仕掛け例
 食べるの大好き、登るの大好きなハムちゃんの習性を利用した仕掛けです。 
 ※用意する物
  ・入ったら出られなくなるような大きさのバケツやビン(滑るほど良いです)
  ・空き箱数個、又は本・雑誌など
  ・ご飯やおやつ

 空き箱や本で、ハムちゃんの登れる高さの階段を2〜3段作ります。
 階段の一番上を上部にして、バケツ(又はビン等)を角度30度くらいに傾け斜めに立てかけます。
 あとはその中にご飯やおやつを入れればOK。
 

仕掛け図
図で表すとこんな感じです。(稚出な絵ですみません・・汗)
ご飯を取りに来ても、滑って出れなくなるので保護できる
というわけです。
角度がありすぎると危険ですし、なさ過ぎると出れてしまうので
要注意です。


この例以外の用品を使ってもできますので
アレンジしてみてくださいね。


 ハムスターには『気がすむまで徘徊すれば我が家に戻る』という習性もあります。
 なので飼い主が寝てる間に自分のケージに戻っていた、という実例もあります。
 ですが、放っておくとそのまま帰って来なくなったり、より危険な場所に移動するおそれもあり、どこで何を
 食べるかもわからないので、少しでも早く保護できる方が良いです。
 長くなればなるほど危険も増し、目の行き届かないところから外へ出てしまうこともあります。
 多頭飼育のご家庭の場合、万が一他のハムちゃんのケージに入ってしまっても大変ですよね。
 ハムスターは私達の想像以上のことができてしまうので、くれぐれも注意が必要です。
 
 ※日中より深夜帯の方が出てきやすい点もご参考までに。
  静かに耳を澄ましていれば、大概はガサゴソと小さな音が聞こえてきます。


 『台所付近に居るのはわかってたけどなかなか出て来ないからそのまま様子を見てたら、脱走5日めから
  物音がしなくなった。心配になって家具をどけて見てみたら、壁に大きな穴が開いててハムスターの姿
  は見あたらなかった。隙間に入ったのはいいけど出られなくなってたのかもしれない。
  あのガリガリという音は壁を齧ってた音だったとわかった時はすでに遅く、その子にはもう二度と会えなかった。』


 これは実際に私が聞いたことのある脱走実例です。悲しすぎます。
 この飼い主さんの家が古く、壁が砂壁だったというのもこうなった原因のひとつにあるのかもしれませんが
 そうでなくても十分起こり得ることです。
 悲しい結末にならないよう、脱走ができないよう、十分な配慮をしてくださいね。
 






※他の章にも飼育に関することが掲載してありますので併せてご覧ください。


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