どのハムスターでも飼い方は同じ?


いいえ違います。というよりとんでもない!と言いましょう。
必要な飼育用品は同じですがサイズはもちろん違いますし、ペレットひとつ取っても変わってきます。
例えば比較的太りやすいジャンガリアンに、ゴールデンやロボと同じペレットを与えてると、食べ過ぎてなくても太ることがあるわけです。
コミュニケーションの取り方もそれぞれ違います。

そして、ショップで複数飼いしてあるからといって自宅でも複数飼いができると思うのは大きな間違いです。
縄張り意識の強いハムスターの基本は単頭飼いです。
ハムスターが大きなケガもなく共同生活できるのは、生後長くても1ヶ月ほど。早ければ20日ほどで大喧嘩になることもあります。
ショップに居る子たちのほとんどは生後30日以内の兄弟ですが、喧嘩してケガをしたり命を落としたりする子は居るんです。
『そんな子見たことない』と仰る方は、たまたま見かけなかっただけなのだと思います。
よほどの管理能力をもって飼育にあたっていない限り、『商品』として扱ってる以上、事故のない複数飼いはありえないのです。

ジャンガリアンやロボは複数飼いが可能と言われていますが、個体差や相性があるので安易に考えるのはとても危険です。
複数飼いが最も危険なゴールデンに対し『複数飼いも可能』と言う無知な店員も実在するので注意してください。
極論ですが、飼育の行き届いてないショップの店員から正しい飼育法は学べないと考えて良いと思います。

とは言え、実際には複数飼いをされてる飼い主さんは少なくありません。
サイトでもたくさん紹介されています。
だからといって誰にでも複数飼いができるというわけではないということを認識しておいてください。
複数飼いしてる方のほとんどは飼育歴が長く、熟練の飼い主さんです。
でもその飼い主さん達も決して複数飼いをすすめておられません。
危険であることを熟知してらっしゃるからです。

喧嘩したら離せばいいや

ではないんです。
24時間つきっきりでお世話してない限り、いつ喧嘩するかなんてわかりません。
なので『喧嘩してケガをしてしまいました。どうしたらいいですか・・?』となるわけです。
ハムスターは命がけの喧嘩をします。
仲良くしてる可愛い姿が見たいから、スペースは無いけどたくさん飼いたいから、などという理由で簡単に複数飼いを考えないでくださいね。

※他の章にも飼育に関することが掲載してありますので併せてご覧ください。


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