ハムスターのストレスを教えて



ハムスターは非常にストレスに弱く、またストレスになると思われる原因はたくさんあります。
いつまでも健康で居られるよう、ストレスの無い快適な日常を与えてあげましょう。


◆音
静かな場所を好むハムスターにとっては、些細な音でも騒音になります。
また、聴覚に優れているハムスターは、音がすると、外敵から身を守るために神経を張り詰めさせていなければならなくなります。
テレビやコンポ付近、人の出入りの激しい玄関や窓際、人の足音が伝わる足元などには決してケージを置かないでください。
静かで落ち着ける場所を用意してあげましょう。
人間には聞こえない音でも聞き取れるくらい聴覚が良いので、日常の音がいかに騒音になるかということが判っていただけるかと思います。
暗い場所で生活している動物であり、熱中症を防ぐためにも、直射日光が当たる場所も避けてください。


◆触りすぎる
臆病でマイペースなハムスターにとって、過度のふれあいはストレスになります。
お子さんの居るご家庭の方は特に注意してください。
触りすぎて体調を崩し、亡くなってしまったというケースは、残念ながら多いのです。


◆環境が変わる
何度もケージを変えたり、ケージ内の配置を変えたりするのはやめましょう。
自分の匂いが無くなったり、慣れない空気を感じるとストレスになります。
掃除の際も、床材をまるごと交換するのではなく、その子の匂いが付いてる床材を少し残してあげてください。


◆ご飯が変わる
突然ご飯が変わったり、ころころ変えたりするのもいけません。
ストレスを感じるだけでなく、ご飯と認識してくれず食欲減退にも繋がります。
ペレットを変える時は、元のペレットに少しずつ混ぜるなどして徐々に変えてあげてください。


◆他の動物の匂いがする
神経質な子になると、他の動物の匂いがするだけでもストレスになるので多頭飼いの人は注意してください。
また掃除の時なども、手洗いをしっかりするよう心がけましょう。


◆飼い主の生活リズムが不安定
人間とは真逆のリズムで生活しているハムスターですが、自然の流れにはとても忠実で規則正しいので、日中に自然光が入らず薄暗かったり、深夜いつまでも電気がついてて明るかったりするとストレスになります。
ご飯の時間が安定しないのもいけません。
飼い主のリズムに引き込むのではなく、ハムスターのリズムを把握したお世話をしてあげてください。


◆長時間の移動
先にも書きましたが、静かな場所を好むハムスターは、長時間揺られ振動を受けるととてもストレスになります。
そのため、旅行に連れて行くのはおすすめできません。詳しくはこちらをご覧ください。


※他にもいくつか細かい原因がありますが、ハムスターは『静かで安定したひとりの生活を好む』ということを
把握していただければ、原因となりうることの判断がつきやすいかと思います。


※他の章にも飼育に関することが掲載してありますので併せてご覧ください。


↑ページトップ

inserted by FC2 system